朝6時30分にタイマーセット。7時くらいにはなんとか起床。
身支度したら車でカイルアビーチへ。
風が強いせいか、海もすこし濁ってる。
朝日で逆光ということもあって、ちょっと暗い感じ。
カイルアは午後がきれいというのは、ホントなのかも。

ビーチパークに車をおいたら、海岸をラニカイに向かって散歩。
犬の散歩やジョギングしている人もちらほらみえる。
カイルアエリアから坂を上っていくと、ミサイルみたいな形のラニカイのランドマーク。
このエリアは住宅街なので、家と家の間に海岸にむかう小径があったりする。
最初にあった小径を入り、海岸へ。
海岸にでたら、そこはラニカイ・ビーチ。
早朝なのにもう遊びにきている人もいる。
固い砂浜の向こうにMokulua Islandsが見える。
CDのジャケットなんかによく使われる、あの場所だ。
テクテク歩いていくと、海岸沿いに素敵なウチが点在している。
目の前がこのビーチだなんて、すごいロケーション。
どんな人が住んでるんだろう。よっぽど前世でいいことしたのかな?
なにせ「天国の海」だもの。





カタマランが並ぶ向こうには、遠くラピッドアイランドも望めた。



ラニカイの方が、カイルアよりも透き通っている。
午後になったら上から光りが差して、もっと綺麗だろうか。

海岸の半分くらいまで来たら、もとの道を引き返す。
朝とはいえ、照り返す太陽の光はやっぱり強烈だった。

あるお庭のプルメリア
カイルアタウンを車で1周して、Boot's and Kimo'sという
パンケーキのお店を発見。滞在中いくか不明。とりあえず確認。
そのまま車でB&Bへ。
相変わらず働くキャロルに、ラニカイに行ってきたことを告げると
「よかったわね」とコメントしてくれた。
今日も残っていたベーグルとダノンヨーグルトとフルーツで朝食。
外食しないと、ホントお金を使わない。

片付けが済むとなんだか眠くなってきてしまった。
ベッドでゴロゴロしていたら、部屋に入ってくる風も心地良くて
何もしたくない気分。時差ぼけのせいもあり? 1時間ほどZZZzzzz。

10時30分くらいになってようやく再起動。
庭のプールでは、清掃に来た黒人のおにいちゃんとキャロルがなんだか話している。
覗いてみると、ネットでゴミや虫をさらってたりしてます。
プールを持つのも管理が大変なんだなぁ。

支度を済ませたら再び車で出発。
H3からカイルア方面に一度降りて、そこから61号PALI HWYに入る。
ヌアヌパリ展望台を通るこのルートは、ワイキキに抜けるにはフリーウェイを
行くより早いかもしれない。

山を越えてワイキキエリアに入ってきたら、H1に乗るつもりがミス。
ぐるぐる回された末、やっとMAKIKIの通りに入る。
くねくねした道を上がっていくと、The Contemporary Museumの看板が突然
出てきて、慌てて右折。あっココだ。
山の中腹にあるせいか、駐車場もこぢんまりしていて坂になってる。
なんとか空いているスペースに駐車。
入り口に入ると、受付にお姉さん。
「Hi、何か御用?カフェなら向こうよ。」
「あ〜、あれ?Ticket Officeはどこなの?それとも美術館に入るのは無料なの?」
「ええ、美術館は無料よ。」
てっきりいくらか払うものだと思ってました。

美術館の目の前は広大な庭。
丘状になっていて地形を生かした庭の中にさまざまなオブジェなどが展示しています。



このテニスコートも作品の1つだったりします。
喉が渇いたので、カフェへ。アイスティーをオーダー。
チェックしてもらうおうとしたら小銭がない。
「T/C使えます?」
「たぶん大丈夫。ちょっと待って、確認するわ」
しばらく待ってると「OK」とのこと。$50のT/Cを払ってお釣り待っていると
なんだかすごい厚さのCheckBookになってる。なんだこりゃ。
よくみると$1×10枚の束が3つも入ってる。あちゃ〜かさばるなあ。
後でガソリンを入れる時に使うしかないよ


カフェを出て入り口に戻ったら、ミュージアムショップを発見。
アメリカンジョークっぽい照明スイッチカバー。考えることがすごいよな。
ウチに飾る絵を前から探してたんだけど、ここでなかなか良いのを発見。
カイルアしかもこの間入ったKALAPAWAI MARKETの風景画。速攻ゲットしました。
ショップを出てからようやくミュージアムへ。順番逆かもしれないけどね^^。
展示は、現代アートが中心でした。

コンテンポラリーミュージアムを後にダウンタウン方面へ。
ワイキキエリアより高台のここからは、ダイヤモンドヘッドやホテル群が一望できる。
夜は夜景がきれいだろうなぁ。


シェルでガソリンを補給。さっきの札束($1ね)をまとめて支払いに。
いやな顔もされず受け付けてくれた。1ガロン=$1くらい。10ガロン補給。

やや迷いつつもなんとかH1に乗る。これからノースに向かう。
H1からH2を抜け下の道に入ると、いつもの赤い土があちこちに見えてくる。
ドールプランテーションに着いたら、なんだかお腹がすいてきた。
ドールのお土産屋さんじゃ何もないしなぁと思ってたら、外にBBQコーナーを発見。
「こういうところのバーガーはうまいんだよなぁ」
「え、そうなの。」
「バーベキューグリルで焼いてるみたいだから、食べてみよ」
ということで、ハンバーガーをオーダー。
鉄板の上から煙とともにイイ匂いがただよってくる。5分くらい待たされたけど、
出来たバーガーをもらうと、近くのスタンドでケチャップやマスタードを塗って
テーブルのあるベンチに座る。
素朴だけどしっかりした味で、旨い。そんなに大きくないし、ぺろりと完食。

99号線に戻ると一路ハレイワへ。途中あるハズのあの有名なサーフボードの
看板がやっぱり無くなってる。ああ〜なんでイタズラなんてするんだろう。
復活することを祈りつつ、ハレイワタウンへ。
ノースショアMPに駐車。自転車屋さんとガラス工芸屋さんを眺めた後
元クアアイナ方面へ。元クアアイナの隣りにはストロングカレントが入店している。
すぐ隣りにもストロングカレントがあるのになんでだろう。
Tシャツやハワイのステッカーをゲット。いつももらえる無料のロゴステッカーを
くれないので聞いてみると在庫切れとのこと。ああ〜残念。
車に戻ってハレイワの街を進む。
マツモトストア前が、ものすごい行列になってるのを見つつ通過。
ハレイワタウンを後にする。

83号線を北上していくと、左の海岸にやたら人でにぎわっているエリアを発見。
「あ、ここかな?亀がいるラニアケア・ビーチって」
「え、海に人がいっぱいいるね」
「看板がないけど、車がすげーとまってるじゃん」
道路の前の駐車場はほとんど空きがない。
ちょうど出て行ったところに、車をすべり込ませた。

ちょっと岩がゴツゴツしているところを注意して降りると、
Sea Tatleが必死になって?海草らしきものを食べている。
ウミガメは州法で保護されているので、触ってはだめ。
たしか人間の手にもいっぱいバイキンがついているからって聞いたような・・・。
まわりの人もよく理解しているみたいで、遠巻きに亀を観察していました。
看板もなく場所がわからないまま、道なりで見つけることができたのは
ラッキーでした。
亀で和んだ後は、再び車で北上。
ワイメア、サンセットビーチ、タートルベイとオアフの最北に到着。
時計を見たらまだ4時。今日のメインイベントにはちょっと早すぎ。
しかたがないので、車で道を戻ってサンセットビーチの近くまで南下。
道路沿いにあるTed's Bakeryへ。
ここのハウピア・パイは絶品だとの噂。
モーハワイのへなしゅんさんをはじめ、うまいとの評判。
ココは1つだまされたと思って、1切れ購入。
お腹空いてないなと思いつつ食べたら、すごくライトな食感。
カミさんと2人で1つだったけど、ぺろっと食べてしまいました。
甘くなくてさっぱりしていて、ヨーグルトと杏仁豆腐の間くらいな感じ。
クリームがのってたんだけど、全然重くなかったです。旨い!

タートルベイ・ヒルトンに戻り、入場ゲートで乗馬に来たことを告げ、
パーキングチケットをもらう。
ゴルフコースを有するココは、ホテルでのステイを中心に考えたリゾートホテル。
だって、このまわりって何もないものね(爆)。
駐車場がゴルフコースに挟まれていて、ホテルは岬にむかって張り出した様な形だ。
やたら五月蠅いオウムくんたち
サンセットライドを予約しているので、まだ受付まですこし時間がある。
することが無いのでホテルのソファでウダウダしてたら、なんだか眠くなってきた。
やばいなぁ。やっぱり時差ぼけ?

睡魔と闘っている内にようやく5時20分。
ホテルのフロントに尋ねると、コンシェルジュ・デスクは入り口横のベルデスクの
隣りとのこと。車まわしの向こうにいき、予約のことを告げると名前を聞かれる。
ちゃんと予約されている、ふう。乗馬といえども危険行為になるので
もしもの時には訴えない旨の契約書を渡される。やっぱり契約社会なのね。
斜め読みでだいたいを理解すると(だって辞書ないし、ゆっくり読んでられないしね)
サイン完了。T/Cで料金を支払って、駐車券も磁気処理してもらう。
車まわし前のソファを見たら、ウチらの他にもお客さんがいる。
白人のおばさま3人とちょっと色黒のティーンズの女の子2人。どうやらグループ
みたいだけどどういう関係かは不明。ティーズの娘たちはなんだかつまらなそう。

しばらく待っていると、白いバンが到着。名前を呼ばれるとやっぱり彼らも乗馬だった。
バンに乗り込むと、ホテルの小径をすこし森のようなところまで進む。
途中でチェーンで封鎖されているところまで行き、カギを外そうとしたところで
何故か下車。ここから歩くという。どうやらカギを忘れたみたい。
50mくらい歩いたら、柵のあるステーブルに到着。
あ、お馬さんがいっぱいいる。
ステーブルに到着すると、インストラクターの方が2人いる。
さきほどサインした契約書を渡すと説明がはじまる。
「タートルベイの乗馬へようこそ。皆さん乗馬の経験はあるかな?」
さっきのローテンションギャル(死語)が手を挙げる。経験あるのね。
「まずは、乗馬の乗り方を教えるね。左に行く時は左に、右へ行く時は右に
 手綱を引けばいいんだ。腹を蹴ると前へ。止まる時は手綱を引く。もっと引くと
 バックするからね。」簡単な説明ですけど、それで終わりですかい?

「じゃ、これから皆さんの体型に合わせて馬を決めるよ」
最初に連れてきた馬は小柄の牝馬(ひんば)。あ、カミさん用かなと思いきや
さっきのローテン・ギャルの1人にあてがわれた。経験者であれなの?

馬を1頭ずつ連れてきて、ちょっとした踏み段が用意してあり、そこから馬にまたがる。

カミさんが呼ばれた。
女性のインストラクターの方がカミさんの鐙(あぶみ)を調整してる。
実はカミさん、ホントはすんごく怖かったらしいのだ。ちびるくらい怖かったみたい。
それを知ってか、連れて来られた牡馬(オス馬)は、まさしくそこでちびっていた(爆)
あ、おしっこしてるよー。

て、思ってるウチに自分のお馬さんが男のインストラクターに連れてこられた。
「乗馬は経験あるの?」インストラクターが聞いてくる。
「いや、今日が初めて」
「僕もだから、ナーバスになってるよ」それってジョークですかい。
「名前は?」
「MOTO。彼女(カミさんをみて)はYOKOだ。」
「僕はJUSTINだよ。こいつは(馬です)CASPER。YOKOの馬はSPIRIT」
鹿毛とも芦毛とも言えない変わった毛並みの馬は、自分の方をチラリと見ている。
「キャスパー?アニメのお化けの名前だよね」
お化けとスピリット(魂)っておもしろい名前つけるよな。

「そうそう。この馬はイイ馬だよ。『イイウマデス』日本語でそういうよね。」
「『いい馬です』、そうだね。」日本人のお客さんも多いのだろう。

自分の足先を鐙に入れてくれながら、JUSTINは話しを続ける。
「ジョン・ウェインみたいだろ。あ、ジャッキー・チェン知ってる?」
「うん、知ってるよ」
「シャンハイ・ヌーンって映画もあったろ。」
ジャッキーの西部劇映画だ。「うん、見たことあるよ」
トレイルがいよいよスタート。
「よーさん、どうよ?」カミさんに声を掛けてみる。自分はたのしくて仕方ない。
「・・・・(返事なし)」
どうやらかなり緊張しているみたいだ。
女性インストラクターが、馬に乗って先頭へ。次がカミさん、そして自分。
オバサマあんどティーンズがその後で、男性インストが後に続く。
乗馬と言っても、馬はゆっくりゆっくり歩くのみ。
ホント、ポックリポックリあるく♪っていう感じだ。
馬の鞍に揺られながら、トレイルコースを行く。
岬に向かって森やブッシュがあって、その中を進んでいくのだ。
トレイル開始後すぐにカミさんのSPIRITが、言葉通りの道草を食い始めた。
その度に隊列そのものが止まってしまう。カミさんが手綱を引いて止めさせよう
としても感心なし。まったく意に介さないでむしゃむしゃ草を食べるSPIRIT。
あ、馬になめられてる・・・。
この時点で「あああーこなきゃよかった」とカミさんは恨んでいたそうな。

その内に、自分のキャスパーも草をハミハミしはじめるので、手綱を引く。
あんまり草を食べさせてもなめられちゃうよなと思っていた矢先に、後ろから
「手綱を引いてキックして、先にいかせなさい」とJUSTINからカミさんに激が飛んだ。

「おーい、すごいイイ景色だよ。みてごらん」カミさんに声を掛けるも
「・・・・・」返答なし。いかん、まだだめみたい。
ハンディカムはおいてきたので、デジカメを撮影。そうしている内にメモリが無くなる。
馬の背に揺られながら、メモリをカメラから抜いて口でくわえながらなんとか交換。
やるじゃん俺。デジカメでもすこし動画が録れるので撮影。
なかなか楽しい(自分だけ?)

と・・・あっ・・・グラサンがない!
オークリーのしかもMI2(ミッションインポシブル2)イーサンハントと同じ
『ロメオ』が無い!ああっメモリー交換時にどこかに落としたか!?
アセアセしながらきょろきょろしたが見あたらない。あーやっちゃたー・・と
思っていたら、鞍の上に引っかかってる!助かった。
海岸に出たり、あるいは自分の身長より大きな草の中を進んだり変化に富んだ
トレイルコースだ。静寂の中を馬の足音だけがポクポク鳴っている。
SPRIT そして CASPER

すこし日が陰ってきたら、ちょっと小雨。あれ、サンセットみられるかな?

岬に出たところでは、雲は切れていて、だいぶ日が落ちてきていた。
インストラクターが自分たちのカメラで撮影してくれる。
カミさんもようやく馬に慣れてきたみたいだ。
「この子全然ゆうこと聞いてくれないから、すごいドキドキしたよー」
「そりゃ、お前、馬になめられてるんだよ」
「お父さん(カミさんの親父。なんと馬を飼っていた経験あり!)に、
 『馬は賢いから、だめなやつは莫迦にする』って言ってた・・・。」
かなり凹んでるみたいだ。

カミさんの馬が遅れたので、いつの間にか自分が隊列の2番目に。
キャスパーが前になると、カミさんの馬はなぜか落ち着いて、道草を
食わなくなってきた。単に腹がたまったのか?
後で聞くとSPIRITはキャスパーのお尻の匂いを嗅いでいたりしたらしい。

「調子はどう?」途中JUSTINが隊列を前後に行ったり来たりしながら聞いてくる。
「最高だよ」
「そうかい?日本語で美しいはなんていうの?」
「『きれい」とか「美しいです』かな」
「ウツクシイデス」
「そうそう。」なんだか日本語を勉強したいみたいなJUSTIN。
口説き文句にでも使うんだろうか?
相変わらずローティーン軍団はなんだかつまらなそう。
途中経験者らしく少し馬を小走りさせていた。あー俺もやりてー。

馬は利口で実は先頭のインストラクターの馬をずっと見ていてペースを配分している。
乗ってるというより乗せてもらってる感じ。「いいから、乗ってけ」という
雰囲気が馬からも伝わってくる。

森の中に入ったり出たりしながら海岸沿いにホテルの方に戻っている途中でサンセット。
ノースで初めて見るサンセットだ。
サンセットを見て元来た道に戻り、ステーブルに到着。トレイル終了だ。
自分で鞍から降りるのは結構高いよなーと思いつつ
馬から飛び降りる。ふ〜キャスパーサンキュー。
隣りを見ると、向こう側で颯爽と馬から下りようとしているカミさんが・・・
”どてっ”・・・あ、落ちた。
自分がサッと降りたので、カミさんもどうやら降りられるもんだと判断したらしい。
身長20cmも違うのにね。
足が着かないまま、鐙にもう一方の足を取られたみたい。
幸いお尻からついたので、頭を打たなくてよかった。
おばさま集団が大爆笑。
「なにがおかしかったって、あなたの落馬がいちばんおかしかったわぁ」言い過ぎです。
おばさんに言われるまま、カミさんは照れ隠しでにやにやしていた。
女性インストラクターは問題があってはと、なんども大丈夫か聞いている。
JUSTINからも「小さいからおっこちちゃったなー」
ココでもちっちゃいって言われちゃったよなー。

インストラクターにお礼を言ったら、迎えに来ていたバンに乗り込みホテルへ。
おばさま達にも別れを告げて、トイレで手を洗ってから車へ。
すっかり暗くなったカメハメハ・ハイウェイを一路ワイキキ方面へ。
今日は満月。パイナップル畑の漆黒の空にぽっかり月が浮かんでいます。

パールシティの夜景を見ながら、H3でカイルアへ。
トンネルを抜けると、カネオヘの軍の滑走路の灯りが点滅していて、とても綺麗。

カイルアについたら、ダイエー前のBALEでテイクアウト。
炒飯と春巻のコンビネーションプレートと皿うどんをゲット。
ていうか、こんな時間なんで閉店間際。ここしかお店が開いてなかったんです。
明日はぷあぷあでウクレレ・レッスン。ちゃんと予約してくれたよなぁ?