5時50分、サンライズをみたいがため、無理矢理起床。
カミさんは、日よけ対策などに時間が掛かってしまうので、置いてくことに。
「いってらっさーい。」手を降るカミさんを後に、デジカメ掴んで
部屋を飛び出した。
キャロルは、もう起きていて仕事をしてるみたい。さすが早起き。
B&B裏の小径を足早に海に向かう。といっても、5分もかからないんだけどね。
幸い少し雲があるので、まだ日の出まで余裕がありそう。間に合うかな。


海岸につくと、まだ明るくなってきているけど、サンライズになってない。
ビデオとデジカメで撮影。カメラで広角が取れないから、どうしても
目で見た感じと違っちゃうよね。人間の視野って広いことに気づく。
カイルア湾の西側奥に位置するここからは、ラニカイ・ビーチに浮かぶ
Mokulua Islandsがよく見える。
やたらパチクリ写真を撮ってるうちに、ようやく日が差してきた。
やっとサンライズ。そういえば、ハワイ旅行は数回したけど、ちゃんと日の出みたのって
初めてだよな。前回のカイルアステイの時もできなかったし。ん〜ちれいー。
ビーチをウォーキングや犬の散歩をしている人もちらほらいる。
ぼーと海を眺めていると、太陽と砂浜の間を何人かが通り過ぎていった。


B&Bに戻ると、コーヒカップを片手にキャロルが事務所の所にいたので話しかける。
「サンライズの写真、とってきたよ。」
デジカメの画像を数枚みせてあげる。
「ふ〜ん、きれいに撮れてるわ。友達に自慢できるじゃない?」
部屋では、まだカミさんうだうだしてる。
ていってるうちに、自分も眠いので、二度寝してしまう。ZZZ・・・。

8時頃になってようやく起き出すと、昨日と同じメニューだけど、朝食準備。
バナナ、ネクタリン、ベーグル、ダノンのヨーグルト、コーヒー。

朝食を食べていると、外からシューという水の出る音が。
芝生への水まきって朝の早い時間にするんだね。
スプリンクラーが芝の間から、黒い頭をだして、勢いよく水をまいている。
部屋の外から、キャロルが何か話しかけてきた。
「ハイビスカス・ルームのドイツから来たお客さん、のんびりしてるから
 たぶん、11時にチェックアウトしてくれないと思うの。」
なんだか、参った〜て顔をしながら、キャロルが言う。
「あなた達は出かけちゃうだろうから、荷物をまとめておけば、
 隣りの部屋を綺麗にした後、私が、荷物を移動しといてあげるわ。」とキャロル。
え、いいんですかい。
「ホント?じゃ、細かいものはパッキングしておくね。」
「カギを渡しておくから、この部屋のカギは、机の上においていって。
 まだ部屋が空くかな〜?って待っていることないわよ。出かけてかまわないから。」
2回目のステイだと、親密度が上がって、やっぱり楽だな。


朝食を食べ終わって、洗い物が済むと、なんだかまた眠くなってきた。
ベッドの上でゴロゴロしてたら、窓から涼しい風が入ってきて、庭へ抜けていく。
なんにもしたくなくなって、そのまましてたら、2時間くらいふにゃらとしてたみたい。

10時半くらいになってようやく、ランドリーにいく準備をし始めたら、
またキャロルがなんか言ってる。
部屋から首をだしてのぞくと、隣りのハイビスカス・ルームの掃除を始めていた。
「あれ?お客さん、もうチェック・アウトしたの?」
「したわ。クリーンアップも、もう終わるから、荷物移動していいわよ。」
というわけで、自分たちの荷物を移動。冷蔵庫のものも全部移す。

ハイビスカス・ルーム、やっぱり広い。
「このベッドはキングサイズよ。2人で寝てもあっちとこっちで寝れるわよ。」
ここでは一番広い部屋だから、キャロルも自慢します。
「ウチではクイーンサイズをつかってます〜。」
「日本では、自分の家を持ってるの?」
「2年前にコンドを買いました。」35年ローンですばい(涙)。
「どのくらいの広さなの?」広さを答えると、さらに突っ込んでくる。
「Feetで言うとどのくらいなの?」Feetですかい?単位がわからん。
「Feetで?難しいなぁ。1mがだいたい3feetくらいだから・・・・ん?」
とりあえず計算してみて、答えてみる。
「え〜すごく広いじゃない。ここより広くない?」
え、単位間違えた?計算できない。脳を鍛える大人のDSトレーニングしないとだめ?
「ここは2685平方Feetよ。家だけで2500。」
あ、やっぱり一桁多かったかも。計算して言い直す。
「あ、そうね。それならわかるわ。」
今度は単位あってた?用事を済ませるとキャロルは事務所へ戻っていった。

そうそう、どうしても予約したいアクティビティがあったんだ。
ネットで調べてプリントアウトしてきた紙をみながら、電話を掛ける。
掛けた先は、タートルベイ・ヒルトン。ここで、乗馬体験をしたいのだ〜!

ホースバックライディングを予約したい旨を告げ、日本語スタッフに
代わってくれと頼む。電話の向こうに出てくれたスタッフはJunkoさん。
「サイトを見て電話しているんですけど、明日18日のPM1:30とか空いてます?」
「明日のPM1:30はいっぱいです。」ががーん、人気あるの?
「では、何時なら空いてますか?」
「え〜AM8:30しか空いていません。」朝じゃ、タートルベイまで行けないよ。
「それと、PM6:00からのサンセットライドが2名空いています。」
値段を聞くと$75。ちょっと高いかあ。19日は金曜だからウクレレ・レッスンだし。
「20日土曜のPM1:30は?」
「空いてます。」
「それじゃ20日で。」
デポジット(保証金)のため、クレジットカード番号を伝えないといけない。
このあたりが日本人には抵抗あるかな。駐車場のことを聞くとバレーもあるし
セルフもあるとのこと。そりゃそうだよね。
「それではPM1:00に、ホテルに入ってすぐ右にコンシェルジュ・デスクが
 ありますから、そこにいらしてください。」
電話を終えて予約ができたのはいいんだけど、なんだかサンセットライドも気になる。
$75は高いけど、ノースショアでサンセットなんてなかなか見られない。
日が落ちたとしても、しばらくは明るいし、ホテル近郊なら治安も大丈夫だろう。
カミさんはどっちでもいいというけど、サンセットライドにすることに決定。
再び電話。
先ほどのJunkoさんに取り次いでもらい、予約を明日のサンセットライドに変更。
「それでは、PM5:30までにいらしてください。」馬に乗ってサンセットか。よし!

予約も済んだので、洗濯物を持って、コインランドリーに向かう。
キャロルから教えてもらった、ここはカイルアタウンの中にある、結構大きな
ランドリー。平日の昼間だから、ほとんど人もいない。
TIDEを自販機で買って、洗濯機にクオーターを数枚いれて始動。
洗濯している間は、持ってきた本を読んで待ってます。
乾燥機からの熱気がモワっとするけど、時折風が吹いてきて、そんなに暑くないです。
洗濯が終わったら、乾燥機へ。小一時間くらいで洗濯終了、一度部屋に戻ります。

去年自分達が宿泊した部屋にはフランスとアメリカ人のカップルが、さっきまで
泊まっていた部屋には、もうアメリカ人のカップルが入っていて、もう満室。
やっぱり結構人気があるんだ、ここ。それにしてもインターナショナル。

洗濯ものを片づけたら、昨日行ったWindward Mallに行きます。
一回行ったから、今日は迷わない。
チェックを入れてたプレツェルメーカーも捨てがたいけど、ちょっと日本食ぽい
プレートランチも気になるので、そっちに入ってみます。
「MARUKI−TEI」と書かれたお店で、プレートランチ・ミニをチョイス。
1スクープ・ライス、1スクープ・サラダ+メイン。
自分は照り焼きチキン、カミさんは照り焼きハンバーグにした。
見た目はいまいちだけど、食べてみたら、わるくない。
カカオコ・キッチンより自分たちには合ってるカモ。量も少なかったのでグー。
ていうか、時差ぼけでちゃんと食べてないと、だんだん食べられなくなる
みたいだと、この時点でだんだん気がついてきました。ちゃんと食べないとだめ?
プレートランチの後に、なんだか食べたかったので、ついプレッツェル・メーカーに。
店員に4分くらい待つよと言われたけど「キャラメル・ナッツ」をオーダー。
でできたら、こってりキャラメルソースが掛かったこれでした。
モチモチ感はいいんだけど、ちょっと甘過ぎ。
なんだか食べたら、もたれちゃいました。食べ過ぎたかも。
腹ごなしに、お店とか眺めた後、次は平等院テンプルをめざします。

本屋で見つけた頭文字D。
翻訳されてても内容こっちの人に伝わるのかな?
平等院は、日本人移民100周年を記念して1968年に、
宇治の平等院を模して作られたんだそう。
車で入っていくと、メモリアルパーク(お墓)のゲートでテンプルか?って聞かれるので
平等院に行くことを告げると、奥へ行ってお金を払ってくれといわれます。
一方通行の道をゆっくり行くと、まわりはお墓。
奥へ奥へと進むと、今度は日本風のお墓も出てきます。日系の方のでしょうか。
行き着いたところが駐車場。車を置いて、入る前に2人で$4払います。
オアフのこんな所に平等院かよ〜という気もしますが、
コウラウの山を後ろにいただいたその姿は、なんだかマッチしてる気もします。
なんだか不思議です。
庭に進むと、すっごいでかい鯉がパクパクしてます。怖いです。
本堂に入ると、靴を脱げと書いてあります。当然ですので従います。
本尊の阿弥陀様も鎮座しています。
仏像は魂が宿っているから、写真はとるものじゃないと京都で誰がが話してましたが
そんなことを気にするロコはほとんどいません。阿弥陀様の前で記念撮影したりしてる
一方で、仏教式らしきの3礼しながら低頭する方もいるという、これまた不思議な空間
です。

雑多な人が大勢来るためか、または観光地化してしまっているせいか、
神社仏閣にある御神気はあまり感じられなくてちょっと残念。
でも、日本の文化が、異国の地でこうして息づいているのも何か意味があるのでしょう。

お賽銭を入れてお参りした後、鐘堂にあった鐘をゴゴーンと鳴らして、
平等院を後にしました。

メモリアルパークから83号線でカイルアタウンへ行ってみます。
いままであまりウロウロしたことがないので、街中をちょっと散策。
アロハストリートのカイルア特集を印刷してきたので、これを片手に調査開始。
いつもはあまりこない側にフードランド発見。セーフウェイやダイエーだけが
スーパーじゃないのね。ポルトガル系バーガーショップの場所もチェック、
もしかしたら、行くかもしれない・・・?

カイルアは、アンティークショップが多いらしいんだけど、特集記事に載ってる
お店がなかなか発見できず。あったとしても、クローズしていたりして収穫なし。

ぐるっとまわっていくと、あれ向こうに馬がいる。
鹿毛と青鹿毛の2頭が草を食べている。ここって牧場なのかな??
これというショップもなかったので、セーフウェイやダイエーのあるところを
過ぎて、カイルアSCのほうへ。
ちょっと疲れたので、ラニカイ・ジュースに寄ります。
毎度毎度同じなんだけど、ワイマナロ・ブルー(ブルーベリーベースのフレッシュ・
ジュース)をオーダー。相変わらず元気そうなオーナーの姿も見えた。
「そろそろいい時間だけど、お腹すかないなぁ。どう?お腹すいた?」
「あんまり空いてないぃ・・・。」
「時差ぼけなんかなぁ。さっきMARUKIーTEIで食べたしねぇ。」
「レストランで食事って感じでもないよね」カミさんも同じ気分だ。

車を出してから、ダイエーに行こうということになったのだけど
夕方のラッシュアワーに入ったせいか、交通規制が引かれてしまった。
左折してダイエーのある方向に行きたかったのだけど、ポリスが出ていて
「Go straight」と言われてしまった。しかたない、真っ直ぐ行くしかない。
このまま行っちゃうと、パリを抜けてワイキキまで行っちゃう。
「ああ〜左にいったら、ワイマナロにいっちゃうから、右に曲がるしかないよ」
「事故しちゃうと行けないから、気をつけて」
「ダイエーに行きたいだけなのになぁ」
どこかでUターンしても、カイルア方向は大渋滞。はまるだけだ。
道なりに右へまわって、湿地帯をぐるっと迂回するしかない(泣)。
このままB&Bに帰ってもよかったんだけど、日本食みたいなものを買いたかったので
時計まわりにまたまたカイルアタウンに戻る。5分も掛からないところを
結局20分くらい回されてしまった。やれやれ。
お茶漬けみたいなのを探したかったんだけど、ABCストアみたいに置いてない。
冷凍牛丼とすき焼き丼発見。焼きそば一平ちゃんとドン平もある。
日本人にはやっぱりダイエーかな。買い物を済ませたら、B&Bに戻ります。

白く見える2つの点がひな鳥
B&Bの近くまできたら、なにか道路を動いてる。
ん?・・・アヒル?親鳥の後をちっちゃいひな鳥がちょろちょろしてます。
轢かないように注意して通りすぎます。

B&Bについたら、ちょっとプールにドボン。
好きな時に目の前に入れるプールがあるのも、B&Bの魅力かな?

シャワーを浴びたら、ちょっと遅めの夕飯。
今日はなんと、焼きそば一平ちゃんとうどん・ドン平。
「なんだか人に見せられる食事じゃねえなぁ」これをサイトで紹介するのは忍びない。
「ん、でもいつもは食べてないから、結構おいしいよ。」
食事ならなんでもニコニコ食べる、さすがB型のカミさん。

「ロコになるカイルアちゅうより、日本人に帰るカイルア(カエルア?)てか。」
ハイネケンの飲みながら、ダイエーでゲットした柿の種も食べる。
「これは日本で買えない、亀田の高級品だぞ」
いつもはスーパーオリジナルの安めの柿の種で我慢してるから、
ありがたみが身にしみます。

食欲が減退しちゃってるのでレストランという気にもなれず
気楽にB&Bで、カンタンに済ませちゃうのも、これまたありかなと思います。
しょぼい食事で紹介するのもつらいけど、これもまた旅行。
明日はノースまで足をのばす予定。天気はどうかなぁ。